きぬ‐ちぢみ【絹縮】
縦糸に生糸、横糸に強撚糸(きょうねんし)を使って織り上げ、精練して縦しぼを出した絹織物。
けいか‐おり【京華織】
明治40年(1907)ごろ、京都西陣で織り出された女物帯地。縦糸に絹糸、横糸に絹糸と強撚糸を合わせたものを用いて織り、織り目を高くしたもの。
けん‐し【絹糸】
1 きぬいと。「人造—」 2 生糸を精練して撚糸(ねんし)にしたもの。
げん‐し【原糸】
織物を織る場合、または、撚糸(ねんし)を作る場合に、もとになる糸。
し【糸〔絲〕】
[音]シ(呉)(漢) [訓]いと [学習漢字]1年 〈シ〉 1 いと。「絹糸・繭糸・蚕糸・製糸・撚糸(ねんし)・抜糸・綿糸」 2 糸のように細いもの。「菌糸・柳糸」 3 弦楽器。「糸管・糸竹」...
ジョーゼット【Georgette】
縦糸・横糸とも強撚糸(きょうねんし)を用いた、薄手で縮みのある絹布。ウールや化繊のものもあり、夏の婦人服などに用いる。フランスの服地商ジョーゼット夫人にちなむ名。もと商標名。
たてよこ‐ちりめん【経緯縮緬】
縦糸・横糸ともに同じ強撚糸(きょうねんし)を用いて織った縮緬。ジョーゼット。
たん‐し【単糸】
紡績したままの1本の糸。これを何本か引きそろえ、より合わせて撚糸(ねんし)にする。羽糸(はいと)。
ねん【撚】
[音]ネン(呉) [訓]ひねる よる より ひねる。よりをかける。「撚糸」 [難読]紙撚(こよ)り
はっちょう‐ぐるま【八丁車】
日本古来の撚糸(ねんし)機で、多数並べた錘(つむ)を同時に回して糸に撚(よ)りをかけ、枠に巻き取るもの。撚糸八丁車。撚り車。