て‐ずもう【手相撲】
腕相撲。腕押し。「ふけゆくまで、糸取り、—して」〈浮・一代男・五〉
とうじんずもう【唐人相撲】
狂言「唐相撲」の和泉(いずみ)流における名称。
とうずもう【唐相撲】
狂言。和泉(いずみ)流では「唐人相撲」。中国滞在中の日本の相撲取りが、皇帝に帰国を許されたので、名残に唐人と相撲を取り、次々に負かしてついに皇帝まで負かす。
なき‐ずもう【泣き相撲】
栃木県鹿沼市の生子(いきこ)神社で9月に行われる行事。力士に抱えられた幼児を土俵上で対面させ、先に泣いたほうを勝ちとする。《季 秋》
にんじょう‐ずもう【人情相撲】
対戦相手の苦しい事情を推察して、わざと負けてやること。一人八百長(やおちょう)。
の‐ずもう【野相撲】
「草相撲」に同じ。
はな‐ずもう【花相撲】
《もと、木戸銭を取らず花(祝儀)だけを受けたところから》本場所以外に興行する相撲。現在では、本場所終了後に行われる慈善・奉納・力士引退相撲などをいう。
ひとり‐ずもう【一人相撲/独り相撲】
1 二人で相撲をとっているような所作を一人でしてみせること。また、その芸。神事・大道芸として行われた。 2 相手がないのに自分だけで気負い込むこと。また、実りのない物事に必死で取り組むこと。「む...
ふずもう【文相撲】
《「ふみずもう」とも》狂言。新しく雇った男の得意芸が相撲と聞いた大名が、自ら相手をして負けてしまう。大名は相撲の書を読んで再戦するが、また負けてしまい、腹いせに太郎冠者(かじゃ)を打ち転がす。
ふみずもう【文相撲】
⇒ふずもう