さっ‐こん【擦痕】
氷河が流れるとき、動いてゆく岩塊と底の岩盤とがこすれてできるすり傷。断層運動や地すべりなどでできるものもいう。
さっ‐しょう【擦傷】
「擦過傷(さっかしょう)」に同じ。
さっそう‐がっき【擦奏楽器】
⇒擦弦楽器(さつげんがっき)
さっ‐ぴつ【擦筆】
1 水墨画で、半乾きの筆を用いてかすれを生じさせる手法。渇筆。 2 吸い取り紙やなめし革などを巻いて筆のように作ったもの。パステル画や木炭画の画面をこすって、線を和らげたりぼかしたりするのに用い...
さつ【擦】
[常用漢字] [音]サツ(漢) [訓]する すれる こする かする こする。すり合わせる。「擦過傷/摩擦」 [名のり]あきら
さつげん‐がっき【擦弦楽器】
弦を弓でこすって奏する楽器の総称。弓には、一般に馬の尾毛が用いられる。バイオリン・胡弓(こきゅう)など。弓奏弦楽器。擦奏楽器。→撥弦(はつげん)楽器
さつ‐ざい【擦剤】
⇒リニメント
さつもん‐ぶんか【擦文文化】
北海道の先史文化。続縄文文化に続いておよそ奈良・平安時代のころに始まり、近世アイヌ文化に先行する。この文化の土器を擦文土器とよぶことからの命名。
すった‐もんだ【擦った揉んだ】
[名](スル)物事がまとまらず、さんざんもめること。ごたつくこと。「—したあげくやっと合意に達した」
すり‐からし【擦(り)枯らし】
《「すりがらし」とも》「擦れ枯らし」に同じ。「三都—の山師に腹をあわした腹黒の妾に」〈蘆花・思出の記〉