いっ‐てき【一擲】
[名](スル)一度にすべてを投げ捨てること。「微温的態度を—する」「乾坤(けんこん)—」
うち‐ちょうちゃく【打ち打擲】
[名](スル)「打擲(ちょうちゃく)」を強めていう語。「場合によっては、—もするではないか」〈芥川・偸盗〉
けんこん‐いってき【乾坤一擲】
運命をかけて大勝負をすること。「—の大企画」
ちゃく【擲】
⇒てき
ちょう‐ちゃく【打擲】
[名](スル)打ちたたくこと。なぐること。「手にした杖ではげしく—する」
てき【擲】
[音]テキ(漢) チャク(慣) [訓]なげうつ 〈テキ〉なげつける。なげうつ。「擲弾筒/投擲・放擲・乾坤一擲(けんこんいってき)」 〈チャク〉なぐる。「打擲(ちょうちゃく)」
とうしいってき【骰子一擲】
《原題、(フランス)Un Coup de dés》マラルメの詩。1897年、雑誌「コスモポリス」に掲載されたものが初出。著者の遺作で、決定稿が単行本化されたのは没後の1914年。異なる大きさや書...
とう‐てき【投擲】
[名](スル) 1 投げうつこと。投げること。「小石を—する」 2 「投擲競技」の略。
ぶち‐ちょうちゃく【打ち打擲】
《同じ意の語を重ねて「打擲」を強めていう語》乱暴に打ちたたくこと。うちちょうちゃく。「思案もなく—しても」〈滑・浮世風呂・二〉
ほう‐てき【放擲/抛擲】
[名](スル)投げ出すこと。捨ててかえりみないこと。「学業を—する」