こ・く【放く】
[動カ五(四)] 1 からだの外に放出する。ひる。「屁(へ)を—・く」 2 ものを言うのを卑しみ、また乱暴にいう語。ほざく。ぬかす。「うそを—・くな」 3 何かをする意の俗な言い方。「ああ、びっ...
さ・く【離く/放く】
[動カ四]間を離す。離して遠ざける。また、仲を隔てる。「行くさには二人我が見しこの崎をひとり過ぐれば見も—・かず来(き)ぬ」〈万・四五〇〉 [動カ下二] 1 に同じ。「天の原踏みとどろかし...
た・れる【垂れる】
[動ラ下一][文]た・る[ラ下二] 1 ㋐ひと続きのものの端が下の方へ低く、力なく下がる。また、一部分が下がった状態で位置する。「電線が—・れる」「雲が低く—・れる」「目じりが—・れている」 ㋑...
はなし【放し】
1 放すこと。多く、複合語の形で用いる。「手—」「野—」 2 動詞の連用形に付いて、その動作をしたままで放置する意を表す。前に促音が挿入されて「ぱなし」の形をとることが多い。「開け—」「置きっ—...
はなし‐うま【放し馬】
放し飼いにしてある馬。また、つないでない馬。はなちうま。
はなし‐がい【放し飼い】
1 家畜を、つないだり囲ったりしないで、広い所に放って飼うこと。はなちがい。「高原で牛を—にする」 2 子供などを放任しておくこと。「叔母さん叔母さん、お勢さんを—はいけないよ」〈二葉亭・浮雲〉
はなし‐どり【放し鳥】
「はなちどり2」に同じ。「三拾文—三羽」〈浮・諸艶大鑑・八〉
はな・す【放す】
[動サ五(四)]《「離す」と同語源》 1 捕らえられたりつながれたりしている動物などを自由にしてやる。「魚を川に—・す」「猟犬を—・す」 2 握ったりつかんだりしていたのをやめる。「母の手を—・...
はなち【放ち】
放つこと。また、放たれたもの。「蒼生とは、民のもとどり—にしている髪のあをいを云ふぞ」〈中華若木詩抄・中〉
はなち‐いで【放ち出で】
寝殿造りで、母屋から張り出した室。また、庇の間を几帳(きちょう)類で区切った部屋。はなちで。