あかげのぽち【赤毛のポチ】
山中恒の児童文学作品。北海道の炭坑町を舞台に、労働者家庭の少女の日常を描いた作品。同人誌「小さい仲間」に連載され、昭和31年(1956)、日本児童文学者協会新人賞を受賞。単行本は昭和35年(19...
新(あたら)しい女(おんな)
明治44年(1911)から大正5年(1916)にかけて、雑誌「青鞜(せいとう)」を出した女流文学者のグループ(平塚らいてう・伊藤野枝ら)が中心となって主張した、近代的自我に目覚めた進歩的女性のこ...
アルゴリズム【algorithm】
ある特定の問題を解いたり、課題を解決したりするための計算手順や処理手順のこと。これを図式化したものがフローチャートであり、コンピューターで処理するための具体的な手順を記述したものがプログラムであ...
アルマゲスト【Almagest】
2世紀のギリシャの天文学者プトレマイオスの著した天文学書。13巻。離心円・周転円を用いて天体の動きを説明し、16世紀まで天動説に基づく宇宙論の典拠となった。
イギリスのきりのなかへ【イギリスの霧の中へ】
小説家・アメリカ文学者の三浦清宏によるエッセー。副題「心霊体験紀行」。昭和58年(1983)刊行。著者がサバティカルでイギリスに滞在し、心霊研究の現況調査を行った際の体験談。
いせものがたりにつきてのけんきゅう【伊勢物語に就きての研究】
国文学者、池田亀鑑による学術論文。昭和10年(1935)、同11年(1936)に全2冊を刊行。
いないいないばあや
神沢利子の文、平山英三の絵による絵本作品。昭和53年(1978)刊行。「いないいないばあ」の遊びを通して子供が感じる存在・非存在の不安を描いた作品。昭和54年(1979)、野間児童文芸賞および日...
ウォルフライエ‐せい【ウォルフライエ星】
《Wolf-Rayet star》スペクトルが幅広い輝線をもつことで特徴づけられる星。肉眼で見える星の中では最高温のもので、100個程度発見されている。1867年にフランスの天文学者J=R=ウォ...
うずまき
(うづまき)上田敏の中編小説。明治43年(1910)発表。詩人・英文学者として知られる著者による唯一の小説。 (渦巻)渡辺霞亭による長編の家庭小説。華族の家督相続争いの中で苦難を乗り越えてい...
うみなり【海鳴】
津村節子の長編歴史小説。江戸時代の佐渡鉱山を舞台に、遊女と貧しい人足の恋と運命を描く。同人誌「文学者」に昭和39年(1964)から昭和40年(1965)にかけて連載。単行本は昭和40年(1965...