ひっ‐ちゅう【匹儔】
[名](スル)匹敵すること。同じたぐい・仲間とみなすこと。また、その相手。「スタンダアルなどの—ではない」〈芥川・文芸的な、余りに文芸的な〉
ひつじをめぐるぼうけん【羊をめぐる冒険】
村上春樹の長編小説。昭和57年(1982)「群像」誌に発表。単行本は、同年刊行。「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」から続く3部作の最終作。著者の作品にしばしば登場するキャラクター「羊男」...
ひのうつわ【悲の器】
高橋和巳の長編処女小説。エリート大学教授がスキャンダルから転落していく様を描く。昭和37年(1962)、第1回文芸賞長編部門受賞。昭和38年(1963)ドラマ化。
ひのやま【火の山】
津島佑子の長編小説。富士山麓に住む有森家の5代にわたる物語。平成10年(1998)刊行。同年、第34回谷崎潤一郎賞、第51回野間文芸賞受賞。副題は「山猿記」。
ひ‐ひょう【批評】
[名](スル)物事の是非・善悪・正邪などを指摘して、自分の評価を述べること。「論文を—する」「印象—」 [用法]批評・批判——「映画の批評(批判)をする」のように、事物の価値を判断し論じることで...
ひひょうろんしゅう【批評論集】
《原題Essays in Criticism》マシュー=アーノルドの文芸評論集。第1集は1865年、第2集は著者没後の1888年にそれぞれ刊行。
ヒベルニアとうきこう【ひべるにあ島紀行】
富岡多恵子の長編小説。アイルランドから架空の国、ナパアイ国への旅を描く。平成9年(1997)刊行。同年、第50回野間文芸賞受賞。
ひゃくねんのたびびとたち【百年の旅人たち】
李恢成(イフェソン)(りかいせい)の長編小説。平成6年(1994)刊行。同年、第47回野間文芸賞受賞。
ひゃっ‐こう【百工】
1 もろもろの工人。各種の職人。「夫(そ)れ文芸の事、—の業」〈中村訳・西国立志編〉 2 いろいろな工業。
ひょう‐ろん【評論】
[名](スル)物事の価値・善悪・優劣などを批評し論じること。また、その文章。「時局を—する」「文芸—」