もうし‐ぶみ【申文】
1 下位の者から上位の者へ、願い事などを書いて差し出す文書。中世には多く申し状とよばれた。奏文。「入道殿下の御前に、—をたてまつるべきなり」〈大鏡・道長上〉 2 特に平安時代以後、官人が、叙任や...
もん【文】
1 《中国、唐の開元通宝1枚の重さが1匁(もんめ)あったところから》銭貨の個数・貨幣単位。1貫の1000分の1。「早起きは三—の徳」 2 《寛永通宝の一文銭を並べて数えたところから》足袋底の長さ...
もん【文/聞】
〈文〉⇒ぶん 〈聞〉⇒ぶん
もん【紋/文】
1 物の表面に表された図形。あや。紋様。「波形の—を描く」 2 代々その家で定め伝えられる家のしるし。紋所。定紋(じょうもん)。「—のついた羽織」
もんどう‐ぶん【問答文】
⇒問答体
やく‐ぶん【約文】
長い文章をつづめて簡単にすること。また、その文章。
やく‐ぶん【訳文】
翻訳した文章。翻訳文。
やさ‐ぶみ【優文/優書】
恋文(こいぶみ)。懸想文(けそうぶみ)。
や‐ぶみ【矢文】
1 文書を矢柄(やがら)に結びつけたり、蟇目(ひきめ)の穴に入れたりして、射て飛ばすもの。 2 矢の催促のふみ。次々と送ってくる手紙。「赤き心の—に似たれど」〈人・辰巳園・四〉
やまと‐ぶみ【大和文】
日本語で書かれた文。和文。 「日本書紀」の異称。〈運歩色葉〉