し‐せき【指斥】
[名](スル)さし示すこと。また、さし示して非難すること。「民間志士の短処を—するは」〈鉄腸・雪中梅〉
じょ‐せき【除斥】
[名](スル) 1 取り除くこと。除外すること。「及ぶ可く限り其弊害を—するにあり」〈利光鶴松・政党評判記〉 2 裁判官・裁判所書記官などが、事件やその当事者と特殊な関係にある場合に、裁判の公正...
せき【斥】
[常用漢字] [音]セキ(漢) [訓]しりぞける 1 しりぞける。「排斥・擯斥(ひんせき)」 2 様子を探る。「斥候」 3 指さす。「指斥」
そ‐せき【疎斥】
[名](スル)きらってしりぞけること。疎外。「自ら列国に—せられて」〈竜渓・経国美談〉
ちく‐せき【逐斥】
追い払うこと。斥逐。
はい‐せき【排斥】
[名](スル)受け入れられないとして、押しのけ、しりぞけること。「外国製品を—する」
ひん‐せき【擯斥】
[名](スル)しりぞけること。のけものにすること。排斥。「人から—されるような巨万の富をも拵えて」〈谷崎・人魚の嘆き〉
へん‐せき【貶斥】
官位を下げて退けること。「未だ—せらるるに至らず」〈東海散士・佳人之奇遇〉