方(かた)塞(ふた)が・る
陰陽道(おんようどう)で、その方角がふさがる。「—・りたれど、おはしましてなむ大殿籠りにける」〈大和・八〉
かた‐ふたぎ【方塞ぎ】
「方塞(かたふた)がり」に同じ。
かた‐へん【方偏】
漢字の偏の一。「旅」「族」などの「方」の称。ほうへん。
ほう‐へん【方偏】
⇒かたへん
かた‐や【方屋】
1 相撲・競(くら)べ馬などで、左右・東西に分かれた力士・騎手などの控え所。「—の南より馬場に打ち出でたり」〈今昔・二八・三五〉 2 相撲の土俵場。〈日葡〉
かたや‐いり【方屋入り】
1 相撲の力士が、土俵に上ること。 2 横綱の土俵入りの古称。
かた‐わ・く【方分く】
[動カ四] 1 歌合わせ・競(くら)べ馬などで、人数を左右に分ける。双方に分ける。「上達部、御子達、—・きて競べ給ふ」〈宇津保・祭の使〉 2 別々にする。異にする。「かく御心少しづつは—・かせ...
方(かた)を付(つ)・ける
物事の決着をつける。始末をつける。「金で—・ける」 [補説]「片を付ける」とも書く。
がた【方】
[接尾] 1 人を表す名詞に付いて、複数の人々を尊敬していう意を表す。「先生—」「奥様—」 2 時に関する名詞や動詞の連用形に付いて、だいたいその時分という意を表す。「暮れ—」「明け—」 3 「...
けた【方】
[名・形動ナリ]《「けだ」とも》四角な形。方形。また、かどばったさま。「—なる形に作りたる円柱の廊」〈鴎外訳・即興詩人〉