たびと【旅人】
《古くは「たひと」とも》「たびびと」の音変化。「家ならば妹が手まかむ草枕旅に臥(こ)やせるこの—あはれ」〈万・四一五〉
たび‐にん【旅人】
旅から旅へと渡り歩く人。各地を転々と渡り歩いている博徒などをいう語。
たび‐びと【旅人】
旅行をしている人。旅行者。
たびびとかえらず【旅人かへらず】
西脇順三郎の詩集。昭和22年(1947)刊行。
たびびと‐ざん【旅人算】
文章題の一。二人の旅人の歩く速さ・時間・距離の三つの関係をもとに、出会ったり追いついたりするのに要する時間や距離を求める計算。
たびびと‐の‐き【旅人の木】
オウギバショウの別名。りょじんぼく。
たびびとばしょう【旅人芭蕉】
荻原井泉水による俳論。大正12年(1923)刊。大正14年(1925)には続編も刊行された。
たびゅうど【旅人】
《古くは「たびゅうと」とも》「たびびと」の音変化。「光陰は百代の—なり」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
りょ‐じん【旅人】
旅をする人。旅行者。たびびと。
りょじん‐ぼく【旅人木】
オウギバショウの別名。