さ‐おとめ【早少女/早乙女】
《「さ」は接頭語》 1 田植えをする若い女。《季 夏》「—や泥手にはさむ額髪/鬼城」 2 少女。おとめ。
さ‐おり【早降り】
《「さ」は田の神の意》田植え始めに、田の神を迎えて無事な収穫を祈る祭り。早開(さびら)き。→早上(さのぼ)り
さ‐そく【早速】
[名・形動]機敏であること。機転が利くこと。また、そのさま。「会心の機を—に捕えた非凡の技」〈漱石・虞美人草〉
さっ【早】
⇒そう
さっ‐きゃく【早却】
[名・形動ナリ]事が急であること。さっそくであること。また、そのさま。「—なれど日がらもよし」〈浄・歌祭文〉
さっ‐きゅう【早急】
[名・形動]非常に急ぐこと。また、そのさま。至急。そうきゅう。「—な処置が望まれる」「—に対策を講じる」
さっ‐そく【早速】
[名・形動]すみやかなこと。すぐ行うこと。また、そのさま。「—の御返事ありがとう」「—だが、仕事の話にしよう」 [副]すぐさま。すぐに。ただちに。「電話をかけたら—やって来た」
さ‐つき【五月/皐月/早月】
1 陰暦5月のこと。《季 夏》「庭土に—の蠅の親しさよ/竜之介」 2 ツツジ科の常緑低木。関東以西の河岸の岩上などに自生。初夏、枝先に紅紫色の花をつける。観賞用で、数多くの園芸品種がある。さつき...
さ‐なえ【早苗/秧】
苗代から田へ移し植えるころの稲の苗。玉苗。《季 夏》「—とる手もとや昔しのぶ摺(ずり)/芭蕉」
さなえ‐うた【早苗歌】
「田植え歌」に同じ。