かん【旱】
[音]カン(呉)(漢) [訓]ひでり 雨が降らずからからに乾くこと。ひでり。「旱害・旱魃(かんばつ)/水旱・大旱」 [補説]「干」を代用字とすることがある。 [名のり]あつ・てる
かん‐がい【干害/旱害】
ひでりのために生じる農作物などの災害。
かん‐さい【旱災】
ひでりによる災害。干害。
かん‐しょ【旱暑】
日照りでたいへん暑いこと。
かん‐すい【旱水】
ひでりと大水。干害と水害。
かん‐そん【旱損】
「干害」に同じ。「八百年がその間、—水損もあるまじ」〈虎明狂・雷〉
かん‐てん【干天/旱天】
久しく降雨がなく日照りが続くこと。また、その空。ひでりぞら。《季 夏》
かん‐ばつ【旱魃/干魃】
《「魃」は、ひでりの神》ひでり。特に、農作物に必要な雨が長い間降らないこと。《季 夏》
ひ‐でり【日照り/旱】
1 日が照りつけること。特に、真夏に晴天が続き雨が降らないこと。《季 夏》「天広く湖(うみ)青々と—かな/東洋城」 2 あるべきもの、あって欲しいものなどが不足すること。「女—」
ひでり‐なます【旱膾】
川魚を焼いたものに、サトイモの茎や大根をささがきにして加え、酢・塩で味加減してあえたもの。ささがきなます。