めいとくき【明徳記】
室町前期の軍記物語。3巻。作者未詳。明徳の乱のいきさつを記したもの。乱の後ほどなく成立したといわれる。
めいとく‐の‐らん【明徳の乱】
元中8=明徳2年(1391)将軍足利義満に挑発されて、山名氏清・満幸らが室町幕府に対して起こした反乱。氏清は戦死し、満幸はのちに殺され、山名氏の勢力は一時衰えた。
めい‐ど【明度】
彩度・色相とともに、色の三属性の一。色の明るさの度合い。
めい‐どう【明堂】
1 昔、中国で天子が政を行った殿堂。政堂。朝廷。 2 鍼灸(しんきゅう)の経穴の一。額中央の、髪の生え際より少し上にあるつぼ。上星。
めいにん‐ほうほう【明認方法】
立木(りゅうぼく)やミカンなどの未分離の果実について、登記に代わる対抗要件として特に効力を認められた慣行上の公示方法。例えば、立木の樹皮を削って所有者名や番号を記すなど。
めい‐はく【明白】
[名・形動]《古くは「めいばく」とも》 1 あきらかで疑う余地のないこと。また、そのさま。「—な証拠」 2 ⇒明晰(めいせき)2 [派生]めいはくさ[名]
明(めい)は以(もっ)て秋毫(しゅうごう)の末(すえ)を察(さっ)するに足(た)れども而(しか)も輿薪(よしん)を見(み)ず
《「孟子」梁恵王上から》動物の毛の先までも見えるような視力をもちながら、車に積んだ多くの薪(たきぎ)が目に入らない。いくらよい視力があろうと、それを用いなければ役に立たないこと、また、小事に心を...
めい‐はんのう【明反応】
光合成のうち、光に依存して進行する過程。葉緑体中で、葉緑素の吸収した光エネルギーを用い、ATP(アデノシン三燐酸(りんさん))の生成、水分子の分解に伴う還元型化合物および酸素の発生が行われる反応...
めい‐び【明媚】
[名・形動]山や川・湖などの景色が美しいこと。また、そのさま。「—な山水」「風光—」 [派生]めいびさ[名]
めい‐びん【明敏】
[名・形動]頭の働きが鋭いこと。物事の要点や本質をすばやくさとること。また、そのさま。「—な頭脳」