くら・い【暗い/昏い/冥い/闇い】
[形][文]くら・し[ク] 1 光が弱い。光が少なくて、物がよく見えない。「辺りが—・い」「—・い夜道」⇔明るい。 2 色彩が黒みがかった感じである。くすんでいる。「—・い緑色」⇔明るい。 3 ...
こん【昏】
[人名用漢字] [音]コン(呉)(漢) [訓]くらい 1 日が暮れて暗い。「昏冥/黄昏」 2 見えなくなる。意識がなくなる。「昏昏・昏睡・昏倒」 3 道理に暗い。「昏迷」 [難読]黄昏(たそがれ)
こん‐こん【昏昏/惛惛】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 暗くて物の区別がつかないさま。また、道理に暗いさま。「くるしさにもがけばもがくほど白昼の靄(もや)は—と深く」〈石川淳・普賢〉 2 意識がないさま。「あの不幸...
こん‐しょう【昏鐘】
日暮れにつく鐘の音。晩鐘。
こん‐すい【昏睡】
[名](スル) 1 前後も知らず深く眠り込むこと。また、その眠り。「酔って—する」 2 高度の意識障害の状態。完全に意識が失われ、こんこんと眠っており、刺激に対して反応しない状態。
こん‐すい【昏酔】
アルコール飲料や麻酔薬の影響で前後不覚になること。
こんすい‐ごうとう【昏酔強盗】
人を昏酔させて物を盗む罪。また、盗みをする人。→昏睡強盗罪
こんすいごうとう‐ざい【昏睡強盗罪】
他人を昏睡させて財物を盗む罪。刑法第239条が禁じ、強盗罪と同等の刑が科せられる。→準強盗
こん‐ぜつ【昏絶】
[名](スル)目がくらみ一時的に意識を失うこと。気絶。絶息。「蘇武は半日—したのちにまた息を吹返した」〈中島敦・李陵〉
こんてい‐しんせい【昏定晨省】
《「礼記」曲礼上から》夕方に父母の布団を敷き、朝は安否を心配すること。子が父母に敬愛の心をもって仕えること。