これっ‐ぽっち【此れっぽっち/是っぽっち】
量や度合いの少ないこと。たったこれだけ。「残りは—しかない」
これ‐てい【此れ体/是体】
1 このようなようす・姿。この程度。「人魚といふなるは、—の物なるにや」〈著聞集・二〇〉 2 この程度の者。これしきの者。相手を侮っていう。「—に御太刀を合はされんは勿体(もったい)なし」〈浄・...
これ‐と‐いって【此れと言って/是と言って】
[連語](多く、下に打消しの語を伴って用いる)とりたてて。「—言うこともない」
これに‐よりて【是に由りて】
[連語]《漢文訓読語から。接続詞的に用いる》このことによって。こういうわけだから。「—之を観(み)れば」
これ‐の【此れの/是の】
[代]《「此れの人」の略》三人称の人代名詞。親しみをこめて、夫から妻、妻から夫をさしていう語。「—はうちにおりゃるか」〈虎明狂・花子〉 [連語]《「の」は格助詞》この。ここにある。「聞きしご...
これ‐の‐ひと【此れの人】
[代]三人称の人代名詞。夫から妻、妻から夫をさしていう語。うちのひと。こちのひと。「『なう、—が下られたものぢゃ』『只今下ったぞ』」〈虎清狂・鏡男〉
これ‐ばかり【此れ許り/是許り】
1 目の前に示されている分量・程度。多く、その少ないことを強調していうのに用いる。こんな程度。これっぱかり。「—の金では足りない」 2 このことだけ。このものだけ。これだけ。「—はお許しください...
これ‐ほど【此れ程/是程】
1 目の前に示されている程度。物事の程度を強調する気持ちを表すときにも用いる。副詞的にも用いる。この程度。これくらいまで。「—のことで驚くことはない」「—の人物はいない」「—つらいとは思わなかっ...
これ‐まで【此れ迄/是迄】
1 時間・場所・程度が、示された点までであること。今まで。この時まで。この所まで。「—の苦労も水のあわ」「一般の方は—です。この先は入れません」「—何をやっていたのか」 2 物事の終わり、限界点...
これみよ‐がし【此れ見よがし/是見よがし】
[形動]《「がし」は接尾語》得意になって人に見せびらかしたり当てつけがましくしたりするさま。「—に外車を乗り回す」