がん‐ぜ【頑是】
是非の区別。分別(ふんべつ)。→頑是ない「子供は—がないにもせい」〈浄・油地獄〉
こ【是/此】
[代]近称の指示代名詞。これ。ここ。 1 眼前の、または話題の事物をさし示す。この。「沖つ鳥胸(むな)見る時羽たたぎも—も相応(ふさ)はず」〈記・上・歌謡〉 2 話し手に近い場所をさし示す。ここ...
こう‐ぜ【公是】
世間一般に正しいと認められている事柄。「人心の—に背き天下の耳目を障塞するもの」〈中村正直・明六雑誌一一〉
こう‐ぜ【校是】
その学校の教育上の根本精神。
こく‐ぜ【国是】
国民が認めた、一国の政治の基本的な方針。「中立と平和をもって—とする」
こ‐こ【此処/此所/此/是/爰/茲】
[代]近称の指示代名詞。 1 話し手が現にいる場所をさす。「私の生家は—からそう遠くはない」 2 話し手や周囲の人が現に置かれている状況や程度、または局面をさす。「事—に至ってはもう手の打ちよう...
これ【此れ/是/之/維/惟】
[代] 1 近称の指示代名詞。 ㋐話し手が持っている物、または、話し手のそばにある物をさす。このもの。「—は父の形見の品です」「—を片付けてください」 ㋑話し手が、いま話題にしたばかりの事物など...
これ‐これ【此れ此れ/是是】
1 多くの事柄を一つ一つ取り上げないで、内容を省略して包括的に言う語。かくかく。しかじか。「—の理由で来られないそうだ」 2 これとこれ。この物とこの物。「—御覧ぜさせ給はば」〈宇津保・春日詣〉
さくひ‐こんぜ【昨非今是】
《陶淵明「帰去来辞」の「実の途に迷うこと其れ未だ遠からず、今の是にして昨の非なるを覚りぬ」から》昨日は非と思ったことが、今日は是と思われること。境遇が変わったために、考え方もすっかり変わってしま...
さんだい‐そくぜ【三諦即是】
仏語。空・仮(け)・中の三諦は本来一体のものであるということ。三諦円融。