じだい‐せい【時代性】
その時代の性質。その時代らしさ。「—に富む小説」
じだい‐せいしん【時代精神】
ある時代を支配し特徴づけるような普遍的な精神、または意識。
じだい‐せわ【時代世話】
浄瑠璃・歌舞伎で、内容上、時代物に世話物の要素を加えたもの。また、演出上、世話物を時代物風に扱うもの。
じだい‐そう【時代相】
風俗・風潮など、その時代の特徴となる世相。「—をよくとらえた写真」
じだい‐ちがい【時代違い】
[名・形動] 1 その時代に合わないこと。また、そのさまや、そのような人。時代おくれ。「—なりといへる批評なるが」〈逍遥・当世書生気質〉 2 年代が合わないこと。時代が違うこと。「かかる美女のあ...
じだいのせいしん【時代の精神】
《原題The Spirit of the Age》ハズリットによる評論。1825年刊。同時代の文学者・哲学者・政治家などを取り上げ批評した著者の代表作。
じだい‐の‐ちょうじ【時代の寵児】
その時代の風潮に合った才能を発揮して成功し、人々にもてはやされる人。
じだい‐ばなれ【時代離れ】
時代がかけはなれていること。極めて昔風であること。
じだいへいそくのげんじょう【時代閉塞の現状】
石川啄木の評論。副題は「強権、純粋自然主義の最後および明日の考察」。明治43年(1910)、同年発表された魚住折蘆(うおずみせつろ)の「自己主張の思想としての自然主義」への反論として執筆、社会主...
じだい‐まきえ【時代蒔絵】
年代を経た蒔絵。江戸時代には、特に東山時代のものをいった。