かい‐じつ【晦日】
毎月の最終日。みそか。
つ‐ごもり【晦/晦日】
《「つきごも(月隠)り」の音変化。月が隠れて見えない意から》 1 月の最後の日。みそか。 2 陰暦で、月の下旬のほぼ10日間。「富士の山を見れば、五月の—に、雪いと白う降れり」〈伊勢・九〉
つごもり‐がた【晦方】
みそかに近いころ。「十月—に、あからさまに来て見れば」〈更級〉
つもごり【晦/晦日】
「つごもり」の音変化。「こちゃ初午より—はどうせうやら、たんと払ひがある」〈洒・風流裸人形〉
みそ‐か【三十日/晦日】
1 月の30番目の日。転じて、月の最後の日。つごもり。「一一月の—」 2 30日の間。30日間。「ただ日の経(へ)ぬる数を…はつか、—と数ふれば」〈土佐〉
みそか‐しょうがつ【晦日正月】
太陽暦の1月31日。正月の終わりの日として祝う所もある。
みそか‐ぜち【晦日節】
中部地方などで、正月のみそかに新しく餅(もち)をついて神に供え、松の内に年始回りに行けなかった親類を訪問すること。晦日礼。
みそか‐そば【三十日蕎麦/晦日蕎麦】
月の末日、特に大みそかに、細く長くの意を込めて食うそば。関西では、つごもりそば。《季 冬》「命ありとてもかくても—/風生」
三十日(みそか)に月(つき)が出(で)る
《陰暦で、月の末日には月が出ないところから》ありえないことのたとえ。
みそか‐ばらい【三十日払い/晦日払い】
その月の末日にまとめて支払いをすること。みそか勘定。