あまねく【遍く/普く】
[副]《形容詞「あまねし」の連用形から》もれなくすべてに及んでいるさま。広く。一般に。「世間に—知れわたる」
あまね・し【遍し/普し】
[形ク]すみずみまで広く行き渡るさま。残すところがないさま。くまない。「改め変はる事なく、—・き親心に仕うまつり給ふにも」〈源・匂宮〉
ふ【普】
[常用漢字] [音]フ(呉) [訓]あまねし 1 全体に行き渡る。全体にわたって。「普及・普通・普遍」 2 「普通」の略。「普選」 3 プロイセン(プロシア)。「普仏戦争」 [名のり]かた・ひろ...
ふおう‐せんそう【普墺戦争】
1866年、プロイセンとオーストリアとの間でドイツ統一の主導権をめぐって行われた戦争。シュレスウィヒ‐ホルシュタインの帰属問題をきっかけに開戦。プロイセンが大勝し、ドイツの盟主となった。
ふかんざぜんぎ【普勧坐禅儀】
鎌倉時代の仏教書。1巻。道元著。安貞元年(1227)作。座禅こそ仏道の正門であると、その実践を強調したもの。道元が宋から帰国して最初に書いたもので、日本曹洞宗の根底をなす書物。
ふ‐きゅう【普及】
[名](スル)広く行き渡ること。また、行き渡らせること。「一般家庭にクーラーが—する」「新理論を—する」「—率」
ふきゅう‐ばん【普及版】
高価な上製本とは別に、内容を変えずに装丁を簡略にするなどして、比較的安い定価で発行する本。
ふけ‐き【普化忌】
普化の忌日。陰暦6月13日。また、その法会(ほうえ)。
ふけ‐しゅう【普化宗】
禅宗の一派。唐の普化が開祖。建長年間(1249〜1256)に伝来。江戸時代に栄え、宗徒は虚無僧(こむそう)と称して尺八を奏し、諸国を遍歴修行。下総小金の一月寺と武蔵青梅の鈴法寺を本山とした。明治...
ふけ‐そう【普化僧】
普化宗の僧。虚無僧(こむそう)。