いち‐の‐ふで【一の筆】
一番目に記載されること。戦場で一番首を取ったことを記録する首帳(くびちょう)や奉加帳などに第一に書き記すこと。筆頭。第一。「不覚とも高名とも沙汰の限りとて、—にぞ付けられける」〈義経記・四〉
うち‐わけ【内訳】
金銭の総額、物品の総量に対し、その内容を項目別に書き記すこと。明細。「部門別支出の—」
おおせ‐がき【仰せ書き】
貴人の言葉を書き記すこと。また、その文書。仰せ文。「人づての—にはあらぬなめりと、胸つぶれて、とく開けたれば、紙にはものも書かせ給はず」〈枕・一四三〉
かき‐と・る【書(き)取る】
[動ラ五(四)] 1 人の話す言葉を書き記す。「講演の要点を—・る」 2 書いてある文章などを書き写す。「古い文献を—・る」
かしら‐がき【頭書(き)】
1 書物の本文の上欄に、注釈・批評などを書き記すこと。また、その注記。頭注。標注。とうしょ。 2 脚本で、台詞(せりふ)の上に書いてある、その台詞を述べる役の名。
き‐しょう【起請】
[名](スル)《3が原義》 1 自分の言動に偽りのないことや約束に違背しないことを、神仏に誓って書き記すこと。また、その文書。 2 「起請文2」に同じ。「花川といへる女に—を書かせ」〈浮・一代男...
き‐じつ【記実】
事実を書き記すこと。記事。
けい‐き【掲記】
[名](スル)記録として書き記すこと。「国家の公法例条に—して容易に変換す可らしむ可し」〈津田真道訳・泰西国法論〉
けん‐だい【献題】
著者または発行者が他人に本を献呈するとき、書き記す言葉。献詞。献辞。
こう‐き【後記】
[名](スル) 1 本文のあとに書き記すこと。また、そのもの。あとがき。「編集—」 2 その文章よりあとの方に書くこと。「詳細は—したとおり」 3 後世に残る記録。「名将の御前にて紛れもなく討ち...