サン‐セリフ【sans serif】
欧文活字で、セリフ(ひげのような飾り)のない書体。ゴシック体など。→活字書体
さん‐たい【三体】
1 三つの物体。三つの形体。 2 書道で、楷・行・草の三つの書体。 3 華道で、真・行・草の3種の生け方。 4 能で、物まねの基本となる三つの姿。老体・女体・軍体。
しゃ‐こ【這箇】
[代]これ。これら。この。「—の消息を瞥見し得たるに」〈河上肇・貧乏物語〉 [補説]宋の時代に、「これ」「この」の意味を「遮個」「適箇」と書いたが、この「遮」「適」の草書体を「這」と混同したこと...
しゃ‐たい【斜体】
1 欧文活字で、左右いずれかに傾斜した書体。イタリック・スクリプトなど。 2 写真植字などで、正体に対し、右肩上がりや左肩上がりに変形させた書体。
しょう‐そう【章草】
漢字の書体の一。隷書から草書への過渡的な性格をもつ書体。前漢の元帝のとき史游(しゆう)が書いた字書「急就章」の書体から出たものとも、後漢の章帝のとき杜度(とど)が章奏(奏上文)に用いたのが始まり...
しょう‐てん【小篆】
漢字の書体の一。秦代に李斯(りし)が大篆を簡略化して作る。秦篆。→篆書
しょうれんいん‐りゅう【青蓮院流】
和様書道の流派の一。伏見天皇の皇子、青蓮院尊円法親王が創始。流麗・平明な書体。江戸時代には御家流(おいえりゅう)と称され、朝廷・幕府などの公文書に用いられたほか、一般庶民にまで広く流布した。尊円...
しょさつ‐れい【書札礼】
平安時代以降、書状の書体・形式などに関するきまり。官位・家格などによって文言を変えたり、真・行・草の書き方を異にするなどの心得。弘安8年(1285)の「弘安礼節」で公家様式が確立され、武家でも室...
しょ‐たい【書体】
1 字体を基本とした文字の体裁。漢字の楷書・行書・草書・篆書(てんしょ)・隷書など。活字では、明朝(みんちょう)体・清朝(せいちょう)体・宋朝体などや、欧文でのローマン・イタリックなど。→活字書...
しょ‐ふう【書風】
文字の書きぶり。主に毛筆で書かれたものをいう。書体。