ねまち‐の‐つき【寝待ちの月】
《月の出るのが遅いので寝て待つ意から》 1 陰暦19日の夜の月。特に、陰暦8月19日の月。臥(ふ)し待ちの月。ねまちづき。《季 秋》 2 陰暦20日以後の月。
ねん‐げつ【年月】
年と月。歳月。「長い—がたつ」
のこり‐の‐つき【残りの月】
明け方、空に残っている月。残月(ざんげつ)。のこんの月。
のち‐の‐つき【後の月】
1 次の月。翌月。来月。 2 陰暦8月15日夜の月を初名月というのに対して、9月13日夜の名月。十三夜。豆名月。栗(くり)名月。《季 秋》「—入りて顔よし星の空/鬼貫」 3 閏月(うるうづき)のこと。
のぼり‐づき【上り月】
秋、新月から満月へ、しだいに満ちていく月。《季 秋》⇔降(くだ)り月。
蚤(のみ)の四月(しがつ)蚊(か)の五月(ごがつ)
ノミやカの発生する時候をいったもの。蚤の五月に蚊の六月。
はいいろのつき【灰色の月】
志賀直哉の短編小説。昭和21年(1946)1月、「世界」誌の創刊号に発表。昭和23年(1948)刊行の作品集「翌年」に収録。太平洋戦争敗戦直後の山手線車内での一風景を描いた私小説。
はおち‐づき【葉落ち月】
陰暦8月の異称。
はく‐げつ【白月】
1 明るく輝く月。明月。 2 ⇒びゃくげつ(白月)
はこ‐くらげ【箱水母】
箱虫綱の腔腸(こうちょう)動物の総称。箱型の傘をもち、刺胞動物の中でも毒性が強い種類が多い。アンドンクラゲ・ハブクラゲ・ヒクラゲなど。立方クラゲ。