ふけまち‐づき【更け待ち月】
《夜が更けてから月の出を待つところから》陰暦20日の夜の月。特に陰暦8月20日の月。《季 秋》
ふしまち‐の‐つき【臥し待ちの月】
《出が遅いので寝て待つ月の意》陰暦19日、特に陰暦8月19日の夜の月。寝待ちの月。ふしまちづき。《季 秋》
ふたよ‐の‐つき【二夜の月】
陰暦八月十五夜の月と九月十三夜の月。また、九月十三夜の月だけをもいう。《季 秋》
ふつか‐づき【二日月】
1 月齢2の月。陰暦2日の月。 2 8月2日の月。《季 秋》「あかね雲ひとすぢよぎる—/水巴」
ふ‐づき【文月】
《「ふつき」とも》陰暦7月の異称。ふみづき。《季 秋》
ふぶき‐づき【吹雪月】
《白い卯(う)の花を雪に見立てた語かという》陰暦5月の異称。
ふみ‐づき【文月】
陰暦7月の異称。ふづき。《季 秋》「—や六日も常の夜には似ず/芭蕉」
ふみひらき‐づき【文披月】
《書(ふみ)をひろげて曝(さら)す月の意から》陰暦7月の異称。ふみづき。ふみひろげづき。
ふみひろげ‐づき【文披月】
「ふみひらきづき」に同じ。
ふん‐づき【文月】
「ふみづき」の音変化。「—の四五日ばかり」〈後撰・秋上・詞書〉