あさ‐ぎり【朝霧】
朝方に立つ霧。《季 秋》「—や村千軒の市の音/蕪村」 [補説]書名別項。→朝霧
あさぎり【朝霧】
永井竜男の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は、昭和24年(1949)、「文学界」誌に発表、同年の第2回横光利一賞を受賞。作品集は昭和25年(1950)刊行で、ほかに「『あひびき』か...
あさぎり‐こうげん【朝霧高原】
静岡県東部、富士山西麓に広がる高原。標高500〜900メートル。全国でも有数の酪農・畜産地帯。鎌倉時代、源頼朝が富士の巻狩を行った所。名の由来は、高冷地のために朝霧が多く発生するところから。三里...
あさぎり‐そう【朝霧草】
キク科の多年草。東北地方から北の高山や海岸に自生。高さ約50センチ。全体に銀白色の絹毛がある。葉は糸状の小葉からなる羽状複葉。秋、黄白色の小花を穂状につける。観賞用に栽培。《季 秋》
あさぎり‐の【朝霧の】
[枕] 1 朝霧の中でぼんやりとしか見えない意から「おほに」「乱る」「思ひまどふ」にかかる。「—おほに相見し人ゆゑに」〈万・五九九〉 2 朝霧が八重に立つ意から「やへ」「立つ」にかかる。「—八重...