す‐ぐろ【末黒】
春、野焼きなどのあとに草木が黒く焦げていること。また、その草木。《季 春》
ばっ‐け【末家】
本家から分かれた家。分家。また、本家から血縁の最も遠い家。まっけ。「矢の倉の—の茝庭(さいてい)が六十三歳で歿し」〈鴎外・渋江抽斎〉
ばっ‐し【末子】
⇒まっし(末子)
ばつ【末】
⇒まつ
ばつ‐ざ【末座】
「まつざ(末座)」に同じ。「—に主人廉蔵と母の斧枝とが…控えて」〈魯庵・社会百面相〉
ばつ‐じょ【末女】
すえの娘。まつじょ。
ばつ‐ぞう【末造】
末の世。末世。また、末期。「幕府—の江戸の町に生れて」〈鴎外・半日〉
ばつ‐よう【末葉】
「まつよう(末葉)3」に同じ。「兼輔の中納言より八代の—」〈平家・六〉
ばつ‐りゅう【末流】
「まつりゅう(末流)」に同じ。「橋谷は…尼子の—である」〈鴎外・阿部一族〉
ばつ‐ろ【末路】
「まつろ(末路)」に同じ。「山師の—はあれと指されて」〈一葉・やみ夜〉