だ【朶】
[接尾]助数詞。 1 枝についている花ぶさを数えるのに用いる。「万—の桜」 2 雲や山など、かたまりになっているものを数えるのに用いる。「四五—の山の雨に粧へる色、両三行の雁の雲に点ずる秋」〈和...
だ【朶】
[音]ダ(慣) 枝などが垂れ下がる。また、枝。「朶雲(だうん)/耳朶(じだ)・粗朶・万朶」
だ‐い【朶頤】
1 頤(あご)を動かして食べること。食欲の盛んなこと。また、うらやみ欲しがること。「海路の要地なるを以て甚だ—せり」〈栗本鋤雲・匏菴十種〉 2 強い国が弱い国を征服しようとすること。
だ‐うん【朶雲】
《唐の韋陟(いちょく)は五色に彩られた書簡箋を常用し、本文は侍妾に書かせ、署名だけを自分でして、みずから「陟の字はまるで五朶雲(垂れ下がった五色の雲)のようだ」と言ったという「唐書」韋陟伝の故事...
だ‐かん【朶翰】
相手を敬って、その手紙をいう語。朶雲(だうん)。貴翰。