かふんしょうたいさく‐すぎ【花粉症対策杉】
花粉を作らないか、その量が少ないスギの品種。森林研究・整備機構が各都道府県と連携して開発する、無花粉スギ・少花粉スギ・低花粉スギの総称。平成30年(2018)現在、158品種が開発されている。
かみ‐すぎ【神杉】
神域にある杉。神が降臨するという杉。かむすぎ。「あさみどり霞みにけりな石上(いそのかみ)ふる野に見えし三輪の—」〈続古今・春上〉
かむ‐すぎ【神杉】
「かみすぎ」に同じ。「石上(いそのかみ)布留の—神さぶる」〈万・二四一七〉
きげん‐すぎ【紀元杉】
鹿児島県屋久島に自生する屋久杉の巨木。樹高19.5メートル、推定樹齢3000年。
きたやま‐すぎ【北山杉】
京都市北部から産する杉。磨き丸太として、室町時代から茶室や数寄屋に重用された。現代では高級建築材として床柱などに用いる。
こうよう‐ざん【広葉杉】
ヒノキ科の常緑高木。葉は硬く、鎌のような形で、小枝に密に並ぶ。4月ごろ、雄花と雌花とをつける。中国の原産で、日本には江戸時代に渡来。オランダもみ。琉球杉(りゅうきゅうすぎ)。広東杉(カントンすぎ)。
こころ‐の‐すぎ【心の杉】
まっすぐな心を杉にたとえていう語。また、変わらない心を常緑樹の杉にたとえていう語。「誰ぞこの三輪の檜原(ひばら)も知らなくに—の我を尋ぬる」〈新古今・恋一〉
こ‐すぎ【小杉】
1 小さい杉の木。 2 「小杉原」の略。「鼻紙に—入れしを見て勘当切り」〈浮・永代蔵・五〉
こすぎ【小杉】
姓氏の一。 [補説]「小杉」姓の人物小杉天外(こすぎてんがい)小杉放庵(こすぎほうあん)
さつま‐すぎ【薩摩杉】
屋久杉(やくすぎ)の別名。