なんよう‐すぎ【南洋杉】
1 ナンヨウスギ科の常緑高木。生長が早く、樹皮はざらざらして横に裂け、枝は輪生する。葉は針形。オーストラリアの原産で、日本では温室で栽培。アローカリア。 2 ナンヨウスギ科の裸子植物の総称。38...
ぬま‐すぎ【沼杉】
ヒノキ科の落葉高木。高さ25〜50メートル。湿地では、根回りの地上に呼吸根を出す。樹皮は赤褐色か灰褐色で、繊維状にはげる。葉は線形で羽状に並び、秋に褐色に色づいたのち、枝とともに落葉。北アメリカ...
ヒマラヤ‐すぎ【ヒマラヤ杉】
マツ科の常緑高木。幹は直立し、枝は横に広がり、樹形は円錐形をなす。樹皮は灰褐色で、割れてはげる。葉は針状。秋に雄花と雌花とをつけ、翌年秋に長卵形の実を結ぶ。ヒマラヤの原産で、日本には明治初期に渡...
べい‐すぎ【米杉】
⇒アメリカスギ
ほこ‐すぎ【矛杉/鉾杉】
矛の形のように、まっすぐ伸びた杉。「何時の間も神(かむ)さびけるか香具山の—が末(うれ)にこけ生(む)すまでに」〈万・二五九〉
まんねん‐すぎ【万年杉】
ヒカゲノカズラ科の常緑多年生のシダ。深山の樹下に生え、高さ約15センチ。根茎は長く地中をはう。地上茎は多数の枝に分かれて細かい葉を密生し、杉の小枝に似る。夏、円柱状の胞子嚢(ほうしのう)の穂をつける。
みず‐すぎ【水杉】
ヒカゲノカズラ科の常緑多年生のシダ。暖地の湿った所に生え、高さ20〜40センチ。茎は直立し、枝を多く出し、線形の葉が密生する。枝の先に、胞子嚢(ほうしのう)がやや下向きにつく。
むかふん‐すぎ【無花粉杉】
花粉を作らないスギ。雄花が成熟する過程で花粉が正常に発達しないため、雄花は着くが花粉はできない。花粉症対策のため、森林総合研究所が開発したもの。→少花粉杉
やき‐すぎ【焼(き)杉】
杉材の表面を焦がし、磨いて木目を凸状に表したもの。器物・下駄などに用いる。
やく‐すぎ【屋久杉】
鹿児島県の屋久島に自生する杉。樹齢1000年以上のものがあり、大木で、葉が長く鋭く、木目が細かい。特別天然記念物。薩摩杉。おにすぎ。うずらもく。→縄文杉