かきつばた【杜若/燕子花】
[名] 1 アヤメ科の多年草。湿地に群生。葉は剣状で幅広く、基部は鞘(さや)になり茎を挟む。初夏、濃紫色の花を開く。外花被3枚は垂れ、中央に黄や白の斑紋がある。内花被3枚は小さく、直立する。園...
かきつばた【杜若】
謡曲。三番目物。旅僧が三河の八橋(やつはし)に来ると、杜若の精が現れ、伊勢物語の話をし、在原業平(ありわらのなりひら)の歌の功徳(くどく)で成仏したことなどを語る。
かきつばた‐いろ【杜若色】
カキツバタの花のような色。鮮やかな紫がかった青色。
かくぶつ【杜夫魚】
魚カマキリの別名。《季 冬》「—や流るる蘆に流れ寄り/蝶衣」
かじか【鰍/杜父魚】
カサゴ目カジカ科の淡水魚。全長約15センチ。体はハゼに似るが、うろこがない。体色は暗灰色で、背面に5本の暗色横帯がある。主に本州・九州に分布し、水の清澄な河川にすむ。美味。同科には、ヤマノカミ・...
ず【杜/途】
〈杜〉⇒と 〈途〉⇒と
ず‐さん【杜撰】
[名・形動]《「杜」は宋の杜黙(ともく)のこと、「撰」は詩文を作ること。杜黙の詩が定形詩の規則にほとんど合っていなかったという「野客叢書」の故事から。「ずざん」とも》 1 詩や文章に、典拠の確か...
ずだ【頭陀/杜多】
《(梵)dhūtaの音写》仏語。 1 衣食住に対する欲望を払いのけること。転じて、あらゆる煩悩(ぼんのう)を払い去って仏道を求めること。また、そのための修行。 2 僧が修行のために托鉢(たくはつ...
ず‐ろう【杜漏】
[名・形動]粗略で、手抜かりが多いこと。また、そのさま。杜撰脱漏(ずさんだつろう)。「—な企画」
と【杜】
[人名用漢字] [音]ト(漢) ズ(ヅ)(呉) [訓]もり 〈ト〉 1 ふさぎ止める。「杜絶」 2 中国人の姓の一。特に、杜甫のこと。「杜詩/李杜」 3 木の名。ヤマナシ。「杜梨」 [補説]1...