くい【杭/杙/株】
1 (杭・杙)地中に打ち込んで支柱や目印にする棒。 2 切り株。くいぜ。「(大象ガ)足に大きなる—を踏み貫きたり」〈今昔・五・二七〉
くい‐うち【杭打ち/杙打ち】
杭を地中に打ち込むこと。
くいうち‐じぎょう【杭打ち地形】
杭を地中に打ち込んで、地盤を堅固にすること。湿気のある軟らかい地質の場合に行う。杭打ち基礎。
くい‐ぐつ【杭沓/杙鞋】
固い地盤に杭を打ち込むとき、杭の先につける鉄具。くいわらじ。
くいぜ【株/杭/杙】
《古くは「くいせ」とも》木の切り株。また、くい。
くい‐だし【杭出し/杙出し】
堤防や河岸を防護するため、その前面に杭を数列に打ったもの。
くい‐どめ【杭留(め)/杙留(め)】
護岸・砂防工事などで、杭を打ち込み、土砂の崩壊を防ぐこと。
こう‐ざい【杭材】
杭(くい)に用いる材料。木材・鉄材・コンクリートなど。
こうしゅう【杭州】
中国浙江(せっこう)省の省都。銭塘(せんとう)江の河口にあり、茶・絹の集散地。南宋の都、臨安の地。郊外に景勝地の西湖がある。人口、行政区245万(2000)。ハンチョウ。
こうしゅう‐ぎぬ【杭州絹】
杭州地方で産する緞子(どんす)・羅などの絹織物の総称。