はた【杯】
[接尾]「はい(杯)1」に同じ。「湯槽(ゆぶね)に藁(わら)を細々と切りて、一—入れて」〈宇治拾遺・三〉
はら‐いっぱい【腹一杯】
(副詞的にも用いる) 1 たくさん食べて、もうこれ以上腹に入らないこと。「—になる」「—詰め込む」 2 思う存分。「お国が—の我儘を働く間(うち)」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
ばじょう‐はい【馬上杯/馬上盃】
杯(さかずき)の一種。高台(こうだい)が高く、そこを握って飲むもの。
ばっ‐ぱい【罰杯/罰盃】
宴席などで、罰として酒を飲ませること。また、その酒。
ひき‐さかずき【引(き)杯/引き盃】
懐石に用いる酒器の一。朱塗りの木製の杯。
ひと‐はた【一杯】
あふれるくらいいっぱいなこと。「御目に涙を—浮けて」〈愚管抄・五〉
へん‐ぱい【返杯/返盃】
[名](スル)さされた杯の酒を飲んで相手にさし返すこと。返盞(へんさん)。
べく‐さかずき【可杯/可盃】
《「可(べく)」の字は、もと日用文・手紙文などで「可行候(ゆくべくそうろう)」のように、必ず上に置いて下には置かないところから》飲みほすまでは下に置けないように底に小さい穴をあけた杯。酒をつがれ...
べっ‐ぱい【別杯/別盃】
別れを惜しんで飲む酒。別れのさかずき。「—を酌(く)み交わす」
まん‐ぱい【満杯/満盃】
1 容器がいっぱいになること。「冷蔵庫は—だ」 2 収容できる人員がいっぱいになること。予定した数量に達すること。「スタンドは—の盛況」