林中(りんちゅう)に薪(たきぎ)を売(う)らず湖上(こじょう)に魚(うお)を鬻(ひさ)がず
《「淮南子(えなんじ)」斉俗訓から》林の中で薪を売り、湖の上で魚を売っても買い求める人はいない。物が豊富にある所では人は欲しがらないので、争いも起こらないというたとえ。
りん‐どう【林道】
林の中の道。特に、林産物を運ぶために山林中に通した道。
りん‐ぶん【林分】
樹木の種類・樹齢・生育状態などがほぼ一様で、隣接する森林とは明らかに区別がつく、ひとまとまりの森林。
りん‐ぼく【林木】
森林の樹木。「—を伐採する」
りん‐む【林務】
森林に関する業務。「—に携わる」
りん‐や【林野】
森林と原野。森林と野原。
りんや‐ちょう【林野庁】
農林水産省の外局の一。国有林野および公有林野の管理・経営、民有林野の指導監督、林業の発達改善などに関する事務を行う。地方部局として森林管理局、同分局、森林管理署がある。
りんゆう【林邑】
2〜8世紀に、インドシナ半島東南部にあったチャム人の王国チャンパーの、中国からの呼び名。唐代以後は、環・占城と呼ばれた。
りんゆう‐がく【林邑楽】
雅楽で、奈良時代に林邑の僧仏哲らがもたらしたというインド系の楽舞。平安初期に唐楽に編入。「抜頭(ばとう)」「蘭陵王(らんりょうおう)」など。→林邑八楽
りんゆう‐はちがく【林邑八楽】
奈良時代に林邑からもたらされた林邑楽の8曲。蘭陵王(らんりょうおう)・迦陵頻(かりょうびん)・安摩(あま)・倍臚(ばいろ)・抜頭(ばとう)・胡飲酒(こんじゅ)・万秋楽(まんじゅうらく)・菩薩。