ばい【枚】
昔、夜討ちのときなどに声を出さないように、兵士や馬の口にくわえさせた、箸のような形をした道具。ひもで首に結びつけた。口木。
枚(ばい)を銜(ふく)・む
声を立てず、息を凝らす。「轡(くつわ)のならざるやうに—・ませ」〈太閤記・四〉
ひら【片/枚】
《「平(ひら)」と同語源》 [名]紙・葉・花弁など、薄くて平らなもの。「白き赤きなど掲焉(けちえん)なる—は」〈源・梅枝〉 [接尾]助数詞。薄くて平らなものを数えるのに用いる。「一—のバラの花弁」
ひらおか【枚岡】
東大阪市東部の地域。もと枚岡市。生駒(いこま)山西麓を占め、枚岡神社・石切神社の門前町として栄えた。
ひらおか‐じんじゃ【枚岡神社】
東大阪市にある神社。旧官幣大社。祭神は天児屋命(あまのこやねのみこと)ほか三神。元春日(もとかすが)。河内(かわち)国一の宮。
ひら‐おび【褶/枚帯】
⇒ひらみ
ひらかた【枚方】
大阪府北東部の市。淀川(よどがわ)東岸にあり、古くから水上交通の要地。住宅地。大学も多い。重工業や家具・寝具などの製造が行われる。百済寺(くだらじ)跡・枚方パークがある。人口40.8万(2010)。
ひらかた‐し【枚方市】
⇒枚方
ひらきき‐じんじゃ【枚聞神社】
鹿児島県指宿(いぶすき)市開聞(かいもん)十町にある神社。祭神は大日孁貴命(おおひるめむちのみこと)ほか五男神と三女神。通称、おかいもんさま。
ひら‐すき【枚次】
⇒枚手(ひらで)