えだ‐しゃくとり【枝尺取】
エダシャクの幼虫。体は細長く、腹部に腹脚(ふっきゃく)がない。体を輪のように曲げて進み、指で寸法を測るのに似る。おどすと小枝に斜め直線状にとまり、枯れ枝に似せる。おぎむし。つえつきむし。寸取虫。...
えだ‐じろ【枝城】
本城の外に築かれた城。出城(でじろ)。根城(ねじろ)に対していう。
えだ‐ずみ【枝炭】
茶道で、ツツジ・クヌギの小枝を焼いて作った細い炭。火つきがよい。胡粉(ごふん)を塗ったものを白炭(しろずみ)、塗らないものを山色(やまいろ)という。横山炭。《季 冬》「—の白粉(おしろい)ぬりて...
えだ‐ちょうし【枝調子】
雅楽の調子で、基本となる六調子に対して、主音が同一で音階の違うもの。壱越(いちこつ)調に対する沙陀(さだ)調、黄鐘(おうしき)調に対する水(すい)調などをいう。
えだ‐つき【枝付き】
1 枝の差し出ているようす。枝ぶり。 2 枝がついたままになっていること。また、そのもの。「—のミカン」 3 枝状のものがついていること。また、そのもの。「—燭台(しょくだい)」
えだつき‐フラスコ【枝付きフラスコ】
首の部分が長く、途中でガラス管が枝分かれしている丸底フラスコ。底部を加熱して液体を蒸留する際に用いられる。蒸留フラスコ。
えだ‐つぎ【枝接ぎ】
台木に他の優良種の枝を接ぐこと。
えだ‐づか【枝束】
屋根を支える小屋組みで、陸梁(ろくばり)と合掌の間に斜めに張り渡した束柱(つかばしら)。方杖(ほうづえ)。
えだ‐づの【枝角】
シカ科の哺乳類に見られる、枝分かれした角。えだつの。
えだ‐にく【枝肉】
家畜の、頭部・内臓や四肢の先端を取り除いた部分の骨付きの肉。