かれおばな【枯尾華】
江戸中期の俳諧集。2冊。宝井其角(たからいきかく)編。元禄7年(1694)刊。「芭蕉翁終焉記」ほか門人による追善の連句・発句を収める。
かれ‐がれ【枯れ枯れ】
[形動][文][ナリ]草木が今にも枯れそうなさま。「激しい霜のために—になった桑畠の間を通して」〈藤村・家〉
かれ‐き【枯れ木】
1 枯れた木。 2 葉の落ちつくした木。《季 冬》「家遠し—のもとの夕けぶり/召波」
かれきなだ【枯木灘】
中上健次の長編小説。昭和52年(1977)刊行。同年の第31回毎日出版文化賞、翌昭和53年(1978)の第28回芸術選奨新人賞を受賞。紀州を舞台に、閉塞した血縁関係に支配される人々の愛憎劇を描く...
枯(か)れ木(き)に花(はな)
いったん衰えたものが再び栄えることのたとえ。
かれきのあるふうけい【枯木のある風景】
宇野浩二の短編小説。昭和8年(1933)「改造」誌に発表。洋画家の小出楢重をモデルとした作品で、題名は小出の絶筆となった油彩画のタイトルによる。
枯(か)れ木(き)も山(やま)の賑(にぎ)わい
《枯れ木も山に風情を添えるのに役立つ意から》つまらないものでも、ないよりはましであることのたとえ。 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「つまらないものでも無いよりはまし」と、「...
かれ‐くさ【枯れ草】
1 枯れた草。特に、冬枯れの草。《季 冬》 2 飼料にする干し草。まぐさ。
かれくさ‐いろ【枯れ草色】
枯れ草のような色。くすんだ黄緑色。
かれくさのね【枯草の根】
陳舜臣の長編推理小説。昭和36年(1961)に第7回江戸川乱歩賞を受賞した著者のデビュー作。