おそめ【お染】
歌舞伎舞踊。清元。本名題「道行浮塒鴎(みちゆきうきねのともどり)」。4世鶴屋南北作詞、初世清元斎兵衛作曲。文政8年(1825)江戸中村座初演。心中しようと隅田川の堤へ来かかったお染と久松に、猿回...
おぼろ‐ぞめ【朧染(め)】
染め色の名。着物の裾を薄く、上のほうへだんだん濃くぼかして染めたもの。江戸前期、寛文(1661〜1673)のころ、京都の紺屋新右衛門が始めたという。
かが‐うめぞめ【加賀梅染】
加賀でできる梅染め。御国(おくに)染。→梅染め
かが‐ぞめ【加賀染】
1 加賀絹を染める方法。また、その染め物。梅染めを何度も繰り返した黒梅染や、加賀友禅など。加賀兼法(かがけんぽう)。 2 染め色の名。黄みを帯びた赤色。
かき‐ぞめ【描(き)染(め)】
顔料や染料を用い、筆または刷毛(はけ)で生地に模様を描いて染め上げる方法。描き友禅・描きサラサなど。
かき‐ぞめ【柿染(め)】
柿色に染めること。また、染めたもの。「—の暖簾」
かたがみ‐なっせん【型紙捺染】
型紙を使った手捺染。小紋・型友禅などを染める方法。→捺染
かた‐ぞめ【型染(め)】
染色技術の一。木型・紙型などを用いて染料や糊・蝋などの防染剤を布・紙に刷り込んで染める技法。プリント布地・更紗(サラサ)・紅型(びんがた)・友禅染などが、この方法による。捺染(なっせん)。
かたつけ‐ぞめ【型付け染(め)】
型付けで模様をつけた染め物。捺染(なっせん)。
かち‐ぞめ【褐染(め)】
褐色(かちいろ)に染めること。また、その色の染め物。かちんぞめ。