かん‐たく【寒柝】
冬の夜に打ち鳴らす夜回りの拍子木。また、その音。《季 冬》
き【木/樹】
1 地上部の茎が木質化している植物。樹木(じゅもく)。「—を植える」「—の枝」 2 建物・器具などの材料として使えるようにした用材。木材。「—の机」 3 (「柝」とも書く)歌舞伎・人形浄瑠璃・相...
ぎょ‐たく【魚柝】
「木魚(もくぎょ)」に同じ。
けい‐たく【警柝】
注意をうながすために打つ拍子木。「夜深けて、暗灯影薄く、只—の声遥かに、時刻を報ずるを聞くのみ」〈竜渓・経国美談〉
げき‐たく【撃柝】
拍子木を打ち鳴らすこと。また、打ち鳴らす人。「夜番の—の音がきこえ出すと」〈梶井・冬の日〉
たく【柝】
拍子木。また、拍子木を打つこと。「庫裏(くり)で夕食を知らせる—が鳴っている」〈倉田・出家とその弟子〉
ほうかん‐げきたく【抱関撃柝】
門番と夜回り。身分の低い役人のこと。「—辞す可からざる今の場合」〈蘆花・思出の記〉