かど‐ばしら【門柱】
1 門(もん)の柱。 2 《門口の柱が店の構えを代表する意から》店構え。「五間口七間口の—の主にと念願を立てて」〈浄・油地獄〉
か‐ばしら【蚊柱】
夏の夕方、軒先などに、蚊やユスリカなどが群れをなして飛び、柱のように見えるもの。ふつう雄からなり、雌が飛び入って交尾することが観察される。「—が立つ」《季 夏》
かゆ‐ばしら【粥柱】
小正月の粥に入れる餅(もち)。また、粥杖(かゆづえ)をこうよぶ地方もある。《季 新年》「天われにこの寿を給ふ—/風生」
がく‐ばしら【額柱】
「額束(がくづか)」に同じ。
き‐ちゅう【基柱】
1 中心となる柱。 2 最も重要な人物。「社会運動の—」
き‐ちゅう【気柱】
管の中の柱状の空気のこと。管楽器では、気柱が共鳴して音が大きくなる。
きょうげん‐ばしら【狂言柱】
《狂言座の向かってすぐ右にあるところから》後見柱(こうけんばしら)の異称。
くだ‐ばしら【管柱】
木造建築で、土台から2階の軒桁(のきげた)までの間で継ぎ足してある柱。→通し柱
けいせん‐ちゅう【係船柱/繋船柱】
船舶をワイヤーやロープで係留するために、桟橋や埠頭(ふとう)などに設けた杭・柱。双係柱。ビット。ボラード。
こうけん‐ばしら【後見柱】
能舞台で、橋懸かりから舞台に入るときに左側にある柱。シテ柱の奥で、後見座と狂言座との間にある。狂言柱。