根(ね)も葉(は)もな・い
少しの根拠もない。でたらめである。「—・いうわさ」
ね‐や【根矢】
鏃(やじり)。また、的矢(まとや)に対して征矢(そや)・鏑矢(かぶらや)・雁股(かりまた)などの実戦用の矢。
ね‐やき【根焼(き)】
1 杭などの地中に埋める部分を焼いて炭化させ、腐食を防ぐこと。 2 生け花で、草花の切り口を焼いて、水あげをよくすること。
ね‐ゆき【根雪】
解けないうちに雪がさらに降り積もって、雪解けの時期まで残る下積みの雪。《季 冬》
ね‐わけ【根分け】
[名](スル)草木の根を分けて植え、繁殖させること。株分け。分根(ぶんこん)。《季 春》「—せるもの何々ぞ百花園/虚子」
根(ね)を下(お)ろ・す
草木がしっかりと根を生やす。転じて、しっかりと位置を占める。定着する。「漫画文化が若者の間に—・す」
根(ね)を絶(た)・つ
すっかり取り除く。「汚職の—・つ」
根(ね)を生(は)や・す
1 その場所に腰を落ち着けて動こうとしない。「玄関口に—・して話し込む」 2 定着する。「仏教思想が—・した国」
根(ね)を張(は)・る
深く広がって、動かしがたいものになる。ある感情や風習・勢力などが定着する。「政治家への不信感が—・る」「市内全域に—・る組織」
根(ね)を深(ふか)くし蔕(ほぞ)を固(かた)くす
《「老子」五九章から》根本を堅固にすることのたとえ。