の‐ぐるみ【野胡桃】
クルミ科の落葉高木。日当たりのよい山地に生え、高さ約10メートル。葉は長楕円形で羽状複葉。6、7月ごろ、黄色の花穂が集まって直立してつく。実は染料に用いる。のぶのき。
はく‐とう【白桃】
モモの一品種。多汁で果肉が白く、甘い。《季 秋》
はな‐もも【花桃】
花を楽しむ目的で栽培される桃の園芸品種の総称。実は小さい。
ひ‐もも【緋桃】
花が濃紅色の桃。ひとう。《季 春》「—咲き畑まっすぐに畝つくる/白葉女」
ふと‐もも【蒲桃】
フトモモ科の常緑小高木。葉は細長く、革質でつやがある。3、4月ごろ、白い4弁花を開き、黄白色の雄しべが多数のびる。実は卵形・球形などをし、白や黄色で香りがあり、生食のほかジャム・酒などに利用。熱...
へん‐とう【扁桃】
1 アーモンドの別名。 2 咽頭(いんとう)の粘膜にあるリンパ節の集合体。アーモンドの種子に似た形をしている。口を開けたとき両側に見える口蓋(こうがい)扁桃、舌の付け根にある舌扁桃などがあり、細...
みちとせ‐の‐もも【三千歳の桃/三千年の桃】
漢の武帝が西王母(せいおうぼ)からもらったという、三千年に一度花が咲いて実を結ぶという不老長寿の桃。非常に珍しく、まためでたいもののたとえにもいう。西王母が桃。
もも【桃】
1 バラ科の落葉小高木。葉は細長くて先がとがり、縁に細かいぎざぎざがある。4月ごろ葉より早く、淡紅色のほか白や濃紅色の5弁花を開く。夏に球形の肉厚多汁の実がなり、食用。種子は漢方で桃仁といい薬用...
やま‐もも【山桃/楊梅】
ヤマモモ科の常緑高木。本州中部以西の山地に多く、高さ約15メートル。葉は長楕円形で、革質。雌雄異株。4月ごろ開花し、雄花穂は黄褐色、雌花穂は花柱が紅色。実は球形で、夏に紅紫色に熟し、食用。樹皮は...
ゆすら【梅桃】
「ゆすらうめ」に同じ。《季 実=夏 花=春》「万両に—の花の白き散る/子規」