うち‐ばり【梁】
「うつばり」に同じ。「雨の日をもらすは惜しき商ひに—広き殿作りせん」〈三十二番職人歌合〉
うつ‐ばり【梁】
《内張りの意。平安時代までは「うつはり」》屋根の重みを支えるための横木。はり。
梁(うつばり)の塵(ちり)を動(うご)か・す
「梁塵(りょうじん)を動かす」に同じ。
つる【弦/絃/鉉】
1 弓に張りわたす糸。ゆみづる。ゆづる。 2 琴などの弦楽器に張る糸。 3 鍋(なべ)や土瓶などに弓形にかけわたした取っ手。「飯盒の—」 4 (「梁」とも書く)枡(ます)の上面に対角線に張り渡し...
はり【梁】
構造物の上部からの荷重を支えるため、または柱をつなぐために架け渡す水平材。特に、桁(けた)に対して直角に渡されたものをさす。
はり‐ま【梁間】
⇒梁行(はりゆき)
はり‐ゆき【梁行】
1 建物の梁の長さ。梁間(はりま)。 2 日本建築で、梁と同じ方向。→桁行(けたゆき)
やな【梁/簗】
川の瀬に杭(くい)などを八の字形に並べ、水をせき止めて1か所をあけ、そこに梁簀(やなす)を張って流れてくる魚を受けて捕る仕掛け。上り梁・下り梁などがある。《季 夏》「手に足に逆まく水や—つくる/...
やな‐うんじょう【梁運上/簗運上】
江戸時代、川に梁を設けて魚を捕る者に課した税。
やな‐す【梁簀】
竹や葦(あし)を編んで作った簀。梁の魚道に張る。《季 夏》