あわせ‐ばり【合(わ)せ梁】
柱の両面を二材で挟み、ボルトで締め合わせた梁。
うし‐ばり【牛梁】
日本民家で、桁行(けたゆき)方向に入れた太い梁。柱上に渡し、小屋梁を中間で支える。うし。牛曳(うしひき)。牛曳梁。
うち‐ばり【梁】
「うつばり」に同じ。「雨の日をもらすは惜しき商ひに—広き殿作りせん」〈三十二番職人歌合〉
うつ‐ばり【梁】
《内張りの意。平安時代までは「うつはり」》屋根の重みを支えるための横木。はり。
えび‐こうりょう【海老虹梁/蝦虹梁】
エビのように湾曲した虹梁。側柱と本柱など、高低差のある所に用いる。唐様建築の特色の一。
かたもち‐ばり【片持ち梁】
一端を固定し、他端を自由にした梁。カンチレバー。
か‐りょう【河梁】
川に架けた橋。
が‐りょう【臥梁】
煉瓦(れんが)造り・ブロック造りなどの組積造(そせきぞう)において、各階の壁体頂部を連続的にかためる鉄筋コンクリート製の梁(はり)。
きょう‐りょう【橋梁】
河川・渓谷・運河などの上に架け渡し、道路・鉄道などを通す構築物。橋。
くずれ‐やな【崩れ梁】
漁期が過ぎて不要になり、壊れたまま放置されている下(くだ)り梁。《季 秋》「かはうその月になく音や—/蕪村」