いわ‐ぎきょう【岩桔梗】
キキョウ科の多年草。本州中部以北の高山に自生。高さ約10センチ。葉は線形で先がとがり、縁に粗いぎざぎざがある。夏、紫色の釣鐘形の花を1個開く。
かげききょう【蔭桔梗】
泡坂妻夫の短編小説。下町の紋章上絵(うわえ)師を主人公に職人の世界と男女の機微を描く。平成2年(1990)刊行。同年、第103回直木賞受賞。
か‐こう【花梗】
⇒花柄(かへい)
き‐きょう【桔梗】
1 キキョウ科の多年草。日当たりのよい山野に生え、高さ約1メートル。葉は長卵形で、裏面がやや白い。8、9月ごろ青紫色の釣鐘形の花が咲く。つぼみのときは風船状をなし、花びらの先が5裂して開く。園芸...
きち‐こう【桔梗】
1 キキョウの別名。《季 秋》 2 「ききょう(桔梗)2」に同じ。
きょう【向/亨/孝/香/校/梗/興】
〈向〉⇒こう 〈亨〉⇒こう 〈孝〉⇒こう 〈香〉⇒こう 〈校〉⇒こう 〈梗〉⇒こう 〈興〉⇒こう
こう【梗】
[常用漢字] [音]コウ(カウ)(漢) キョウ(キャウ)(呉) 1 しんの堅い枝。「花梗」 2 つかえてふさがる。「梗塞(こうそく)」 3 骨組み。「梗概」 [難読]桔梗(ききょう)
こん‐ぎきょう【紺桔梗】
染め色の名。紺がかった桔梗色。
さわ‐ぎきょう【沢桔梗】
1 キキョウ科の多年草。湿地に群生し、高さ約90センチ。茎は分枝しない。夏から秋に、紫色の唇形の花を総状につける。《季 秋》「—寂き花の濃紫/友二」 2 ハルリンドウの別名。
たに‐ぎきょう【谷桔梗】
キキョウ科の多年草。山地の木陰に生え、高さ約10センチ。全体に柔らかい。夏、白い釣鐘形の花を開く。