なしじ‐ふん【梨子地粉】
梨子地に用いる金銀の粉末。平目粉(ひらめふん)をさらに平らに薄く細かくしたもの。
なしじょう‐か【梨状果】
花托や萼(がく)の基部が多肉となって子房を覆い、果実の主要部分となる果実。ナシ・リンゴなどにみられる。
なし‐だい【梨大】
「山梨大学」の略称。
なし‐つぼ【梨壺】
《庭に梨の木が植えられていたところから》昭陽舎(しょうようしゃ)の異称。
なしつぼ‐の‐ごにん【梨壺の五人】
天暦5年(951)村上天皇の命により、梨壺の和歌所で後撰集を撰集し、また万葉集の訓点を施した五人の寄人(よりうど)。大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ)・源順(みなもとのしたごう)・清原元輔・紀...
なしのかたちをしたみっつのしょうひん【梨の形をした三つの小品】
《原題、(フランス)3 Morceaux en forme de poire》サティの四手連弾によるピアノ曲。1903年作曲。曲の前後に2曲ずつ加わるため、全7曲で構成される。ドビュッシーの忠告...
なしのき‐じんじゃ【梨木神社】
京都市上京区にある神社。祭神は三条実万(さんじょうさねつむ)・実美(さねとみ)。
梨(なし)の礫(つぶて)
投げられた礫のように、便りをやったのに返事のないこと。「梨」は「無し」に掛けたもの。「いくら使いをやっても—だ」
なしのもとしゅう【梨本集】
江戸中期の歌論書。3巻。戸田茂睡著。元禄11年(1698)成立、同13年刊。多くの例歌から、二条派の制詞・禁詞が根拠のないものであることを論証したもの。
なしもと‐ぼう【梨本坊】
三千院(さんぜんいん)の異称。