さる‐なし【猿梨】
マタタビ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山地に自生。葉は広楕円形で先がとがる。初夏に白花をつけ、実は球形で、熟すと甘酸っぱく、食用。しらくちづる。こくわ。
じ‐なし【地梨】
クサボケの別名。
ずみ【桷/棠梨】
バラ科の落葉小高木。山地に多く、全体にとげがある。葉は楕円形。4〜6月ごろ白い5弁花が咲き、秋に紅あるいは黄色の丸い実がなる。庭木として植えられ、樹皮は染料になる。こりんご。こなし。姫海棠(ひめ...
せいよう‐かりん【西洋花梨】
バラ科の落葉低木。葉は長楕円形。初夏に白い花をつける。実は洋なし状。ヨーロッパでは果樹として栽培。メドラー。《季 春》
せいよう‐なし【西洋梨】
「洋梨」に同じ。
そうかり【僧伽梨】
⇒そうぎゃり(僧伽梨)
そうぎゃり【僧伽梨】
《(梵)saṃghāṭiの音写》三衣(さんえ)の一。僧の正装衣で、9条から25条の布片を縫い合わせた1枚の布からなる袈裟(けさ)。大衣(だいえ)。僧伽梨衣(そうぎゃりえ)。そうかり。
そしもり【曽尸茂梨/蘇尸茂利】
素戔嗚尊(すさのおのみこと)が高天原(たかまがはら)を追われて行ったという古代朝鮮の地名。 ⇒蘇志摩利(そしまり)
だい‐あじゃり【大阿闍梨】
1 密教で、伝法灌頂(かんじょう)を授ける資格をもつ阿闍梨。灌頂の師。 2 両界曼荼羅(まんだら)の諸仏を供養する法会の導師。
つま‐なし【妻梨】
梨のこと。「梨」に「無し」を掛けて用いる。「もみち葉のにほひは繁し然れども—の木を手折(たを)りかざさむ」〈万・二一八八〉