しん【森】
[音]シン(呉)(漢) [訓]もり [学習漢字]1年 〈シン〉 1 もり。「森林」 2 物が多く並ぶ。「森羅万象」 3 静まりかえるさま。「森閑・森厳」 〈もり〉「森番」 [名のり]しげ・しげる
しん‐かん【深閑/森閑】
[ト・タル][文][形動タリ]物音一つせず、静まりかえっているさま。「—とした寺の本堂」
しん‐げん【森厳】
[形動][文][ナリ]秩序整然としていて、おごそかなさま。「—な境内」
しん‐しん【森森】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 樹木が高く生い茂っているさま。「大樹—と空に茂り」〈木下尚江・良人の自白〉 2 「深深(しんしん)1」に同じ。「寝静まった感じであたりは—としていた」〈志賀・...
しん‐ぜん【森然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 樹木のこんもり茂っているさま。「—たるブナの森」 2 多く並び立つさま。「隊伍—たる軍を見る」〈鴎外・ふた夜〉 3 おごそかであるさま。「星という星の光のいか...
しん‐ら【森羅】
[名](スル)《樹木が茂り連なる意から》 1 無数に並び連なること。「外間に—せる所の品物及び天然不測の力と」〈逍遥・小説神髄〉 2 天地の間に存在するもろもろのもの。
しんら‐ばんしょう【森羅万象】
宇宙に存在する一切のもの。あらゆる事物・現象。しんらまんぞう。 [補説]人名別項。→森羅万象
しんら‐まんぞう【森羅万象】
「しんらばんしょう(森羅万象)」に同じ。「御主(あるじ)デウス—ヲツクリタマウ」〈日葡〉
しん‐りつ【森立】
多くのものが並んで立っていること。林立。
しん‐りん【森林】
樹木、特に高木が群生して大きな面積を占めている所。また、その植物群落。