が‐とう【臥榻】
寝台。ねどこ。「和気香風(かきこうふう)の中(うち)に—を据えて」〈二葉亭・浮雲〉
きゃ‐たつ【脚立/脚榻】
《「脚榻子」の唐音》短いはしごを八の字形に合わせ、上に板をのせた形の踏み台。
しじ【榻】
牛車(ぎっしゃ)から牛を外したとき、車の轅(ながえ)の軛(くびき)を支え、乗り降りに際しては踏み台とする台。形は机に似て、鷺足(さぎあし)をつけ、黒漆塗りにして金具を施す。
ぜん‐とう【禅榻】
禅定(ぜんじょう)を修するときに用いる腰掛け。座禅に用いる腰掛け。
とう【榻】
ながいす。また、寝台。「帝みずから—を降(くだ)りて」〈露伴・運命〉
とん【榻/墩】
《「とん(榻)」は唐音》陶磁器製で円筒形の中国風腰掛け。多く庭園に置く。