ちゃく‐しょう【着床】
[名](スル) 1 哺乳類で、受精卵が卵割を終えて胚(はい)となった時期に子宮内膜に達して接着し、母体との間に胎盤が形成されること。 2 ウニやサンゴの幼生や海藻類などが海底や増養殖用の構造物に...
チャネルロドプシン【Channelrhodopsin】
緑藻植物のクラミドモナスなどがもつ色素たんぱく質。分子構造によって2種類に分類される。チャネルロドプシン2は青色の光が当たると外部からナトリウムイオンを取り込む役割を担っている。近年、光遺伝学の...
チャンドラ【Chandra】
1999年7月にNASA(米航空宇宙局)がスペースシャトルによって打ち上げたX線天文衛星。名称はインド出身の天体物理学者チャンドラセカールに由来する。総重量4.8トン。4対の反射鏡で構成されたX...
ちゅうおう‐こうぞうせん【中央構造線】
西南日本を内帯(日本海側)と外帯(太平洋側)とに分ける大断層。長野県の諏訪湖付近から天竜川の東を通って愛知県豊川の谷に入り、紀伊半島・四国を縦断して九州の八代に達する。メディアンライン。MTL(...
ちゅうおうこうぞうせん‐だんそうたい【中央構造線断層帯】
近畿地方南部から四国西方まで中央構造線に沿って延びる、全長約360キロメートルの長大な断層帯。金剛山地東縁から、和泉山脈南縁、淡路島南部海域を経て、四国北部を横断し、伊予灘に達する。
ちゅうきょり‐たもくてきゆうどうだん【中距離多目的誘導弾】
自衛隊が装備するミサイルシステムの一つ。敵の上陸用舟艇や装甲車、ゲリラ・特殊部隊、構造物など多様な目標に対応する。発射されたミサイルが標的を自動的に追尾する撃ち放し能力をもつ。
ちゅうこうおん‐ぎんがかんぶっしつ【中高温銀河間物質】
10万度〜100万度の温度をもつ非常に希薄な銀河間物質。理論的には存在すると考えられていたが、従来の観測では検出できなかったため、長らく暗黒バリオン問題として知られた。スニヤエフ・ゼルドビッチ効...
ちゅうせいし‐かいせつ【中性子回折】
中性子の物質波としての波動性を利用した回折現象。結晶構造および磁気構造の解析をはじめ、物性物理学、材料科学の研究に利用される。
ちゅうせいし‐さんらん【中性子散乱】
中性子が物質と衝突した際、相互作用によってその進行方向が変化する現象。特に運動エネルギーが低い熱中性子や冷中性子が起こす中性子回折から、結晶構造の解析が可能となる。X線回折と異なり、水素などの軽...
ちゅうせいし‐せん【中性子線】
中性子からなる粒子線。物質の結晶構造や磁気構造を解析する中性子回折の研究に利用される。中性子ビーム。