ほこ‐ゆけ【矛行け/弄槍】
矛をあやつって突くこと。「—矢刺して追ひ入るる時」〈記・中〉
ぼたん‐やり【牡丹槍】
先端に綿や毛を布で丸く包んでつけた、練習用の槍。たんぽやり。
まくら‐やり【枕槍/枕鑓】
枕もとに置いておく護身用の槍。「女中手々(てんで)に—、長刀(なぎなた)にて引っ包み、囲ひ防げば」〈浄・反魂香〉
やり【槍/鎗/鑓】
1 長い柄の先に細長い剣(穂)をつけた武器。鎌倉末期からもっぱら戦場で用い、室町末期には道具と称して、これを重んじた。穂の形により、素槍・鎌槍・十文字槍・鉤(かぎ)槍などがある。「—をしごく」 ...
やり【槍】
《原題、(スペイン)Las Lanzas》⇒ブレダの開城
よこ‐やり【横槍】
《2が原義》 1 第三者がわきから口を出して文句をつけること。容喙(ようかい)。「親族から—が入る」「他人が—を入れる」 2 両軍が合戦中に、別の一隊が側面から槍で突きかかること。「東より東条近...
わき‐やり【脇槍】
横合いから槍で突きかかること。よこやり。